
着物の世界で名をなしてきた家系の3代目として、八面六臂の活躍を続ける斉藤上太郎さん。
着物デザイナーの他に、いくつもの顔をお持ちです。
秋冬のコレクションの準備に寸暇を惜しむ彼を東京の六本木ヒルズ店に訪ね、お話を伺いました。
現在、大きく分けると4つのカテゴリー、すなわち「着物」、「コスチューム(著名人の衣装)」、「アートワーク」、「プロダクツ」のジャンルで活躍中ですが、ベースになっているのは常に「着物」とのことで、まずはその「着物」で東京コレクションに参加した思いをお話していただきました。
「着物と言うとギャラリーで衣桁にかけた形で見せるという方法が一般的です。まずは柄や素材が先に来てしまうのです。意匠が勝ってしまうと言っても良いでしょう。でも、僕は着ている姿を見せたかったんです。アルマーニのスーツやドルチェ&ガッバ―ナのワンピースを着るのと同じように、もっと気軽に着物を着て欲しい。それには実際に着て美しく見える姿を見て欲しかったんです。例えばパーティに何を着て行こうと考えた時に、着物も選択肢の中のひとつに入っていて良いと思ったんです」
和の美しさ、素敵さを実感してもらうための場として東京コレクションを選んだそうなのです。
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